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2026 EWC 第4戦 ボルドール24時間 決勝レポート(9月19-20日)— リタイア

公開日 2026年9月22日

2026 EWC 第4戦 ボルドール24時間 決勝レポート(9月19-20日)— リタイア

ポールポジションから臨んだ最終戦は、接触による転倒とエンジントラブルで早すぎる幕切れ

SSTクラスのポールポジションを獲得して迎えた、2026年シーズン最終戦のボルドール24時間。しかしレースウィークを通してエンジントラブルが相次ぎ、万全とは言えない状態でスタートを迎えることになった。

序盤のスティントを担当した鳥羽海渡は、18周目にアクシデントに見舞われた。インへ飛び込んできたライバルチームのライダーがそのままバランスを崩して転倒。鳥羽はその転倒車両にすくわれる形で巻き込まれ、避けきれずに自身もコースへ投げ出された。マシンを起こして再スタートしたものの、修復作業には多くの時間を要した。コースへ復帰したあとも、12周を走ったところでエンジンにトラブルが発生。チームはここでリタイアとなった。リタイア届けが受理されたのは16時14分。24時間のレースは、スタートから1時間あまりで終わった。大久保光、伊藤元治、豊島怜の3人は、一度もスティントを走ることなくレースを終えることになった。

チーム3年目のシーズンは、鈴鹿8時間でのSSTクラス2位表彰台を最高位に、目標としていたタイトルには届かないまま幕を閉じた。

全クラスの公式リザルトはこちら(Bol d'Or 2026)

ライダー・オーナーコメント

大久保 光 — ライダー

ライダー

大久保 光

「とても難しいレースウイークで、あまりにもエンジンが壊れてしまい、“これもレース”という言葉で片づけたくないくらい、今回はイレギュラーが多かったです。その中でも、若手ライダー3人にしっかり走行時間をなるべく与えてあげられるように、僕の走行時間を削りました。そのおかげで、怜選手も元治選手もアベレージタイムが上がったし、海渡選手も(SSTクラスの)ラップレコードを大幅に更新してくれたので、先輩ライダーとしてしっかり仕事ができたと思います。僕自身も、去年に比べて1.2秒タイムを上げて、従来のレコードタイムを更新する走りを短い走行時間の中でもしっかりまとめられたので、ライダーとしてしっかり成長できたと思います」

「今年もチャンピオンを獲れなかったという悔しい結果となってしまい、3年目を終えるわけですが、何か変えないとこのまま同じ結果になってしまうと思うので、来年に向けてチーム一丸となって頑張っていきたいなと思っています。今年1年応援してくれた皆さんに感謝したいと思います」

伊藤 元治 — ライダー

ライダー

伊藤 元治

「悔しいとかもないくらい早々に終わってしまい、悲しいです。でもみんなもそうだと思います。特に市川さんもそうだと思っています。チームとして3年目でしたが、もうこれで今シーズンのチーム・エトワールが終了してしまったので、なかなか心残りになるレースになってしまいました」

「なんとか次につながるようにデータを取ることができれば、再スタートもできればとも思っていましたが、それすらもできない状況でした。この経験がチーム・エトワールに生きるのかどうか……。生かすしかないと思うので、チェッカーフラッグを受けられるように。みんなでまた挑むしかないと思います。ありがとうございました」

鳥羽 海渡 — ライダー

ライダー

鳥羽 海渡

「転倒は避けられない状況でした。ライバルチームがインに入ってきたのは分かりました。少し手前でブレーキをかけたにも関わらず、転倒は避けられなくて、そのまま2人とも転倒しました。バイクをすぐに起こして再スタートしましたが、かなり修復に時間がかかってしまいました」

「その後にコースに出て行きましたが、エンジンが壊れてしまい、かなり早い段階で終わったので、何とも言えない気持ちです。こんなにも早く終わってしまうのかという残念な気持ちはあります」

豊島 怜 — ライダー

ライダー

豊島 怜

「転倒とマシントラブルにより、リタイアという結果となってしまいました。自分含め、全くスティントを走ることなく終わってしまったチームメイトが3人います。このウイークはトラブルから始まりトラブルで終わってしまったっていうのは、すごく残念だし、僕自身もすごく楽しみにしてたレースだったので悔しいです。チームは、それ以上に悔しい結果だったのだと思います」

「僕はル・マンとボルドールで、たくさんのことを学ばせていただいて、ライダーそして人としても、大きくさせてもらえたなと思います。市川さんはじめ、チーム・エトワールの皆さんやチームメイトのみんなに本当に感謝しかありません。ありがとうございました」

市川 貴志 — オーナー

オーナー

市川 貴志

「序盤はトップ争いのなか、イン側で転倒した49号車に巻き込まれる形になりました。その衝撃がマシンにどう影響したかは、分解して確認するまで断定できません。ただ、週の初日に3基のエンジンに出たのと同じ症状が4基目でも出ており、転倒が直接の原因とは考えにくいと見ています」

「初日に3基が同じ壊れ方をしたこと自体、我々にとっては『なぜそうなるのか』という段階からの話でした。EWCクラスのように自分たちで作り込める立場ではなく、供給されたものを使うしかないなかで、結果的にこうしたことが起きてしまう。『運が悪かった』のひと言では片づけられない思いがあります」

「今季は鈴鹿で2位表彰台を獲れた一方、ル・マンとボルドール、24時間の2戦はいずれも結果を残せませんでした。限られた時間のなかで最後まで手を尽くしてくれたメカニックとスタッフ、厳しい一週間を戦い抜いたライダーたちには感謝しかありません。1年間、変わらず応援してくださった皆様、本当にありがとうございました」

テクニカルパートナー

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