2025 EWC 第2戦 スパ8時間 プライベートテスト レポート(6月5日)
スパ特有の不安定な天候に終日翻弄された初日。転倒やトラブルで走行距離は伸びなかったが、昨年ポールのスパで予選に向け準備を進めた。
Team Étoile/チーム・エトワールのEWC参戦2年目の第2戦。火曜日の搬入、水曜日の車検を経て木曜日に走行がスタートした。昨年は火曜日のトラックデーを使い経験を積むため走行したが、今回は木金土の3日間のみの走行だ。
木曜日は午前に各2時間55分、午後に4時間55分と2つのセッションがあるため、存分に時間を使用してマシンのセッティングを進め、伊藤元治は初めてのスパ・フランコルシャンの習熟を深めるプランを立てていた。
もともと天気が悪い予報だったことは理解していたが、スパウェザーに翻弄される一日に。現地では小雨と曇りを10回ほど繰り返すようなこの地特有の天候となった。レインタイヤを履くとすぐに路面が乾いて消耗が激しく、どっちつかずのコンディションで、赤旗も複数掲示されて走行距離を稼ぐことができなかった。
さらに、伊藤元治と大久保光の転倒、マシントラブルもあり流れの悪い一日となったが、その分予選に向けてメカニックもライダーも準備を進めることにした。
細かいセッティングまでできなかったことはライバルチームも同じのため、昨年はポールポジションを獲得したスパでの予選に気合を入れて臨む。金曜日は朝にFP3があり、午後に予選1回目、予選2回目が行われる。万全の天候ではないが、路面はドライ方向に進みそうだ。
ライダー・チーム代表コメント
ライダー
伊藤 元治
「レインコンディションから始まりましたが、そこまでの恐怖感はなく、コースは純粋にすごいし好きだと感じました。昨日、散歩に行った時の雰囲気が好きだからかもしれませんが、各コーナーに親近感があり、日本で走っていたことが活きました。特に旧路面のあたりはよく走っている桶川スポーツランドに似ていてすごく親近感がありました」
「午後の1本目は小雨でしたが、ほぼドライコンディションで走れました。目標タイムにコンマ6秒届かなかったですが、目標に向けてするべきことが想像できるところまで来れました。白線に乗って転倒もしましたが、意味のない転倒だったのでそこは反省したいです。今日の夜はしっかり想像して、明日の予選に向けてドライだったら自己ベストを更新できるように回復に努めたいです」
ライダー
大久保 光
「天候が不安定でとても難しい初日になりましたが、できる限りのことはやってきたつもりです。でも、やりきれていないことが多く、不安要素も多々あると感じています。最終的にバイクのトラブルや、僕は大きな転倒をしましたが、誰も怪我なく一日目を終えたとポジティブに捉えたいです」
「いいレースウイークのスタートとは言えないし、チームの流れがあまり良くないで、僕もそこは反省しないといけないと思います。明日はまた別の日なので、予選に向けて気を引き締めて、今日負けたとしても明日負けるとは限らないと心にいつも決めているので、また前向きに頑張っていけたらいいなと思います」
ライダー
渡辺 一樹
「正直まともに走れていません。ちゃんとした雨も走れていないし、ドライは最後の4周くらいやっと走れて現在地が把握できたくらいで終わりました。混乱の状況で、どういう作戦を立てるべきかという課題感をチームは持っていたと思うので、いい部分だったと思います」
「今日は転倒とトラブルが多かったので、メカニックに負担をかける形になってしまっています。耐久レースの厳しさをまざまざと見させられていて、1つ1つがいい経験になっているはずなので、過酷なル・マンを完走したという自信から、また大きな流れの壁が大きく来ていると思うので、チームが成長していると感じています」
「チームの目標としている最大35ポイントを、今できることは全てをやりながら組み立てていければと思っています。今日は状況が不安定すぎてライバルのコンディションも分からないし、足元をすくわれないように、気を引き締めて明日以降は進めていこうかなと思います」
チーム代表
市川 貴志
「今日は思うように進まない一日でした。転倒もあり、ご心配をおかけしたかもしれません。ただ、ライダーは全員無事です。メカニック陣も必死にリカバリーしてくれました。」
「スパという難しいサーキットの中で、チームはひとつになって乗り越えようとしています。ここからが本当の勝負。ファンの皆さま、引き続きTeam Étoileへの応援をよろしくお願いします。」