2025 EWC 第2戦 スパ・フランコルシャン8時間 決勝レポート(6月7日)
4位レース完走もミスや転倒で2年連続スパの表彰台を逃す。7回ピット、ルーキー伊藤の好ペースに成長を実感。
決勝日の序盤は曇り空、時折日が差していたため路面はハーフウエットでスタートした。大久保光がスタートライダーを務めたが、バイクがニュートラルに入っており少し遅れて発進した。
すぐにライン上は乾くなか、SSTクラスのトップチームはハイペースで走ったが、大久保光はチーム目標のペースを維持して走っていた。渡辺一樹、伊藤元治と交代して3人が走った時点では5番手。4スティント目に4番手に上がり表彰台獲得を目指した。
しかし、タイヤが消耗しているなかで天候が悪くなり、渡辺一樹が転倒。ガレージでのマシン修復でタイムロスがあり、再び5番手となるが諦めずにバトンを繋いだ。
ルーキーの伊藤元治のペースが速くダブルスティントを任せたこと、ピット回数をライバルから1回少ない7回で済ませていることなどポジティブな要素も多くあり、最後は大久保光がチェッカーを受けて4位に入った。
目標としていたポールポジション、表彰台と優勝は逃したが、2戦連続の完走とポイント獲得の条件は達成。29+22点で51点を稼ぎ、ポイントランキングは4位につけた。
レース中継、チームのライブ配信やSNSでの投稿を視聴されたたくさんのファンに感謝申し上げます。昨年は2位だった鈴鹿8耐は優勝を目指すので是非現地まで応援しにきてください。
ライダー・チーム代表コメント
ライダー
大久保 光
「スタート時にバイクがニュートラルに入っていて、スタートダッシュが決められませんでした。そこからチームが目標にしていたアベレージタイムで走りましたが、周りがそれ以上に速く、厳しい展開が続くレースとなりました。雨が降ったり止んだりするトリッキーな天候の中でもレースを運ぶことができましたが、チームメイトの転倒やトラブルがあり、最終的に表彰台まで追い上げることができなかったのが残念です。」
「このコンディションの中でもしっかりと完走でき、ポイントを獲得できたことは、チームにとっても大事な財産だと思います。チームも私たちライダーも反省点があるので、次の鈴鹿8耐ではその反省を活かしたレースをすれば、優勝を狙っていけると思っています。」
ライダー
渡辺 一樹
「2スティント目を走りましたが、悪いペースではないものの前に追いつくペースでもなく、難しい展開になっていました。天候が変わって路面が濡れ、レインタイヤが減った中で走らなければならず、何とか耐えようとしましたが、ハイドロプレーニングで足元をすくわれて転倒してしまいました。」
「チームに迷惑をかけてしまったのは残念で申し訳ありませんが、その他のスティントでは仕事ができたと思いますし、チームもしっかりと仕事をしてくれたので、次の鈴鹿8耐に向けて今一度一致団結して頑張っていきたいです。」
ライダー
伊藤 元治
「アベレージタイムは、ドライコンディションでも目標としていたものに近いタイムで走ることができたので良かったです。ただし、オーバーテイクをもっと上手にできたことと、雨が降ってきた時にオーバーランしてしまったのが反省点です。結果的にピットに入るタイミングが良く、上位との差を縮めることができたのは良かったです。」
「雨の走行が得意なつもりはありませんが、ダブルスティントを任されました。速く走れるという気持ちで臨み、自分の経験を積んで上手くなるためにも必要だと思い、走り切りました。表彰台に上がれずに4位なのは悔しいですが、今回はトップ3が総合的に速かったですし、一樹選手の転倒がなくても、なかなか厳しい戦いになっていたと思います。最初に掲げていた優勝という目標は、結構厳しい内容だったと思っています。」
「鈴鹿サーキットはEWCカレンダーの中で唯一走ったことのあるサーキットなので、ル・マンとスパで経験したことを発揮できるよう、皆さんの前で走ることを楽しみにしています。」
チーム代表
市川 貴志
「多くのファンの皆様にライブ配信やSNSで応援していただき、心から感謝しています。結果は4位でしたが、トリッキーなコンディションの中でチーム一丸となって戦い抜くことができました。特に伊藤元治のダブルスティントでの安定したペースは、ルーキーとは思えない素晴らしい走りでした。また、転倒後も諦めずにバトンを繋いだライダーたちの姿勢も印象的でした。この経験は必ず鈴鹿8耐で活かされます。昨年2位の鈴鹿では、今度こそ優勝トロフィーを掲げたいと思います。現地での熱い声援をお待ちしています。」
フォトギャラリー
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